初夏のメンテ祭り
排気デバイスとは?
「あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ」
KAWASAKI
SUPER
KIPS
さて、2ストには排気デバイスなるものがメカニズムとして設置されており、詳しくはここでは割愛するが、なんせ2ストエンジンの不具合の
約90%はこいつでトラブる。
ため、今回は清掃するつもりが稼働確認できたため、(無精して)分解はやめておいた。
このエンジンの上に被せてあるゴムカバーを取れば、KIPSの動くレバーが見えてくる。
簡単に被せてあるだけのため、ゴムキャップ感覚だ。
KIPSの棒を抜く場合はこの黒いナットを(逆ネジ注意)緩める必要がある。が、今回は外さない。
赤いプラグコードの向こうに見えるボルトを外すと、エンジン上部のKIPSカバーが取れる(はず)。こいつも逆ネジのため注意が必要。
エンジン上部のKIPSギアには印があり、ギアがどの位置で噛み合っているか分かるようになっている。ギアは3つ。
海外サイトの写真をパクったので添付しておく。
さて、今回は分解せず、摺動部のスムーズさをレバーを押すことで確認をした。
「戦いとは二手三手先を読むことだ。」
なお、KIPSの棒を抜いてもOリングパッキンのため、よほどひどくなければガスケットを準備する必要もない。
KDXなどはシリンダー分解しながらのKIPS分解になるが、我がモビルスーツではKIPSのメンテが容易になっている。
かなり固い(スプリングで戻るテンションを強めにしている)がスムーズに動いた。
何度かレバーを押しては戻し、摺動に問題がなさそうなので、今回はヨシ❗とした。
「固着していなければどうという事はない。」
【初夏のメンテ祭り】
さて、キャブ取り寄せ中だが納期不明のためなかなか届かず、既に届いている別の部品類を設置するため、今回はクッソ暑いのもありバイク日和だが暑すぎなので走るよりもメンテを行った。
ブレーキパッドとフロントスプロケを交換。
パッドは減りにくく長持ちと記載あるが、純正パッドより効き目あるらしく選定。
スプロケは制作メーカーにオーダー。
まずはフロントブレーキ。ピストン揉み出しも行っておらず、清掃もしていないため今回はグリスアップも行った。
ネジナメが怖いため、慎重に緩める。
ピンを予め多少緩めてからプレートをフォークから外す手順。ピンとはキャリパーにパッドを取り付けて左右に動かないようにする上部写真の六角ネジ。
フロントブレーキピストンは、必ず片側が動きが渋いためひとつずつ揉み出し作業を行う。
パーツクリーナーをウエスに吹き付け汚れを拭き取る。
片側ピストンを押さえる道具やピストンを内側から広げ挟む工具も必要だ。
プレートをキャリパーに着ける際の差し込む2つのロッド部もグリスアップが必要。元々東南アジア車輌はグリスアップされていない箇所が多い模様。
新品のパッドは
「角を丸く削っておかないと、後でブレーキがキーキー泣く。」
ため、削ります。
けっこう派手に削らないと効果が無い模様。
パッドをキャリパーの形に合うように取り付けてピンを通す。
パッドをディスクに挟みキャリパープレートをフォークに再取り付け。
取り付けたらブレーキを操作してピストンを出しておこう。ピストン出しきる前に運転してブレーキスカスカなんて
素敵な体験
は、お勧めしない。
スプロケメーカーは前に頼んだところだが、フロントスプロケはSUZUKIのTS200やRG200のが合う模様。
スプロケカバーの裏側の惨事
あ、うん、そうですね。掃除しましょうね。
現在は純正の14丁だが今回は15丁を取り付け。我がモビルスーツはリアタイヤを110→120にして太くしているため、若干最高速が落ちる(はず)。
また、巡航速度帯が高速道路を走る際には少し遅いようなので、スプロケを若干変更してみてどうなるか試してみることに。
六角レンチで慎重に取り外し。プロがやると瞬殺。
チェンシコは走るたびに行っていたため意外と汚くはない。
新品スプロケもぴったり合う。
スプロケを合わせネジを入れるがなかなか合いにくい。
リアのシャフトや長さ調整ボルトも予め緩めておく。
スプロケを押さえるこのダイヤ形のプレートがなかなか位置合わずもぴったり設置。
チェーン長さはそのままのため、スプロケがわずか1丁増やしただけでもホイールベースに影響。3ミリくらいは短くなった。
シャフトを水平に、また、スイングアーム長さを合わせて頂き完了。
後はキャブ到着待ち。
あっ、忘れてた。タコメーターケーブル延長。
【タコメーター延長ケーブル】
汎用品が適合するか分からなかったが、取り寄せ品を取り付け。理由は、
純正タコメーターケーブル短すぎて変に曲がり、1年半で切れるから。
ハリケーン製品。問題無く着いた。運転確認は後日。
あ、忘れてた。
ラジエーター遮蔽板の撤去。暑くなってきたため、そろそろいらない。低温焼き付きも怖いがオーバーヒートも怖い。
あっ、忘れてた。
プラグの焼け具合の確認。
そろそろ痴ほう症か❓
話は変わるが、我がモビルスーツをみて赤いカウルに変えたため、
「新しい車輌❓」
「バイク変えた❓」
と、よく見ないでモビルスーツ機体を変更したと判断される。それだけKAWASAKI車輌はグリーンの印象も強い。赤いとダメなのか。何故か赤いカウルは飽きやすい。NINJAっぽくないからであろうか。
機動戦士NINJA150RR、次回、ビッグキャブ到着もまずはニードル選定と設置調整か?またはブレーキホースの交換か。君は生き延びることができるか。